ドリームブロックの概要
1.ブロック1個当たり350kg(B1200mm×H500mm×t650mm)と軽量であり、施工性に優れます。
2.現場打ちで裏込めコンクリートを打設することにより、あらゆる擁壁の控厚に同一製品で対応が可能であるため、経済性に優れ、建設コスト縮減に貢献できます。
3.ブロック内に充填する中詰材として、コンクリートを使用できる他、環境に配慮した材料として現地発生土や再生砕石の使用ができます。
4.前面側に穴のあいたブロックを製造することも可能です。
このブロックを用いることで、植栽や魚巣ブロックとしての使用し、環境保全に貢献できます。
また、河川での使用の際は、落水者が水面から岸に上ることを補助できる防災機能を有します。
1.ドリームブロックの設計
ドリームブロックの設計は、大型ブロック積擁壁として、基本的には「道路土工-擁壁工指針」に準じて設計しています。
のり面勾配は1:0.3~1:0.6まで適用可能です。
擁壁の安定性に関しては、転倒・滑動・地盤支持の検討を行います。
安定計算により擁壁控長を決定し、ブロック本体(650mm)と裏込めコンクリートを一体化することにより、任意の控長のブロック積擁壁を設計することが可能です。
また、環境ブロックとしての設計や護岸ブロック、法面保護擁壁としての設計など、用途に応じた設計が可能です。
ドリームブロックの施工手順
ドリームブロック擁壁は、プレキャストコンクリートのブロック本体に、裏込めコンクリート、胴込め材(コンクリート等)、 中詰め材(コンクリート、土、砕石等)、及び連結鉄筋によって、ブロックの一体化を図る工法です。
以下に中詰材にコンクリートを用いた場合の施工フローを示します。
擁壁背面側の掘削
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基礎掘削(床掘り)
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基礎砕石敷設
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基礎コンクリート打設
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ドリームブロック据付
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背面連結鉄筋設置
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胴込めコンクリート打設
裏込めコンクリート打設
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中詰コンクリート打設
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裏込め砕石の投入
埋め戻し
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天端工
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完了検査
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引渡し
実績写真
道路擁壁としての活用例です。
自動車荷重、衝突荷重等を含めた設計が可能です。
台風災害により崩壊した宅地の擁壁復旧にも採用され好評です。
環境保全ブロックとしての施工例。
ブロック内に栗石を詰めることにより、魚巣および小動物の生息場所となります。
環境保全ブロックとしての施工例。
環境保全ブロック(穴あきブロック)は、増水時等に落水者が岸に登ることを補助できる、人命救助機能を有します。
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